Debate over pineapple on pizza rages online
ネットでピザの上のパイナップルを巡る議論が白熱
On January 28th a tweet was made that triggered a massive global debate over the practice of using pineapple as a pizza topping. Since then the leaders of Iceland and Canada have both chimed in each taking up different sides of the issue.
1月28日、あるツイートが、ピザのトッピングにパイナップルを使う習慣に対して世界的に巨大な議論を引き起こした。その時から、アイスランドとカナダの首相が会話に入ってそれぞれこの問題の異なる側を支持したのだ。
Canadian Prime Minister Justin Trudeau came out in favor of pineapple tweeting, “I have a pineapple. I have a pizza. And I stand behind this delicious Southwestern Ontario creation.” Meanwhile, President Johannesson of Iceland remarked that he was “fundamentally opposed” to the topping.
カナダの首相ジャスティン・トルドーは、パイナップル支持を明らかにしてツイッターで「パイナップルがある。ピザがある。そして、私はこの美味しいオンタリオ州の南西部の創作物を支援する」といった。その一方で、アイスランドのヨハネソン大統領はこのトッピングに対して「根本的に反対」と発言した。
Oddly enough, as Trudeau points out, the “Hawaiian Pizza,” which uses pineapple and ham or bacon isn’t actually Hawaiian at all, but a Canadian creation from Sam Panopoulos who said, “nobody liked it at first. But after that, they went crazy about it.”
奇妙な話だが、トルドーが指摘したとおり「ハワイアンピザ」と呼ばれるパイナップルとハムまたはベーコンを使ったものが実際はまったくハワイアンでなく、「最初は誰もが好きでないんだ。しかし、その後でみんなのめり込んでしまう」と言ったサム・ポノポウラス氏によるカナダの創造物なのだ。
ハワイアンピザを巡る論争
国の大統領や首相がピザのトッピングについて議論するという、微笑ましく、それでもいたって真面目に持論を展開する様子が印象に残ります。
これをきっかけに世界中でパイナップルのトッピングについて賛否両論沸き起こりましたが、カナダの首相が賛成している一方で、カナダ人がアイスランド大統領に対して「よく言った!」と同調していたり、出身国は無関係で意見は様々です。
対象がその国独自の食べ物ではなく、ピザというおそらく世界中で食されている食べ物であるため、もはや個人の好き嫌いのレベルの話だからでしょう。
@JonWiseman I have a pineapple. I have a pizza. And I stand behind this delicious Southwestern Ontario creation. #TeamPineapple @Canada
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) 2017年2月24日
パイナップルを拒否
最近これに関連した面白いニュースでは、米アリゾナ州の大学生がパイナップルをトッピングにしてピザを注文したところ、店員が「気持ち悪くてどうしてものせられなかった、ごめん」と書いたメモとその分の返金と思われる$5がピザと共に箱に入っていたというものがあります。
I ORDERED A PIZZA WITH PINEAPPLE AND pic.twitter.com/VkmdaHYBwe
— ali (@Try2ShootUsDown) 2017年3月5日
自分が食べるならまだしも、支払いをした客のトッピングを拒否した上にわざわざ手書きで”気持ち悪い”と言ってしまうあたり、よほど嫌いなのだろうと察します。
しかしアメリカのピザ屋にはほぼ必ずあると言っていいパイナップルピザを好まないことを考えると、やはり個人によるのかもしれません。
アメリカのピザ屋
私は米西海岸在住ですが、近所にある異なるピザ屋のメニューを調べてみたところ、やはり10箇所中9箇所がこのパイナップルをのせたピザを置いています。
ネーミングは”Hawaiian”がほとんどで、後は”Honolulu”, ”Canadian Bacon&Pineapple” 、2箇所だけハワイに関係ない”Samos (ギリシャのサモス島)”, Tripoli(リビアの首都トリポリ)” でした。
記事中で”実はハワイアンではない”と言っていますが、パイナップルに南国のイメージがあるために「パイナップルをのせる=ハワイ」になるという単純な諸説があるようです。
ちなみに同僚でこのトッピングが嫌いといった人は見たことがなく、むしろ皆好きそうです。
ピザ以外でどうしてパイナップルが入っている・置いているのか、と話題になりがちな料理には酢豚やハンバーグがあります。
フルーツ特有の糖で甘みを加える・深みを与える、繊維質が取れるなどの理由の真偽はさておき、パイナップルが余計だと感じる人が大半のようです。
逆にアメリカ人が日本でシーフードピザを見た時に「ピザにイカをのせるなんて!」と拒絶反応を起こしたという話をよく聞きます。
しかし地中海の方ではシーフードをトッピングにしたピザはよくあるようですし、やはり国別ではなくそれぞれが育った食生活の環境によるのだろうと思います。
ピザのトッピングでここまで熱く真面目にあらゆる議論ができるとは、いかにピザが世界中に浸透した食べ物であるか痛感させられた記事でした。