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ビリヤード選手の大井直幸さんのインタビューがネットで拡散

ビリヤード

Pool player Naoyuki Oi’s interviews go viral

ビリヤード選手の大井直幸さんのインタビューがネットで拡散

Professional billiards player Naoyuki Oi has been trending around the world for his post match interviews.

プロビリヤード選手の大井直幸さんが、彼の試合後のインタビューにより世界中で話題になっている。

After winning the first round Oi said, “Today, very lucky. Congratulation me! Yay! English a little, no problem. Only so.”

第1ラウンドの勝利の後で、大井さんは「今日とてもラッキーネ。ワタシ、おめでとうね。イェイ!英語はちょっとだけ。問題ないね。それだけね。」と語った。

Then in his interview after the match, Oi sang Pen-Pineapple-Apple-Pen for the second time.

試合後のインタビューでは、大井さんは二回目のペン・パイナップル・アップル・ペンを歌ったのだ。




大井さんの発言部分

大井さんの発言部分の日本語訳についてはよくわからなかったのでフィーリングで書いています。

幻影旅団のフェイタンとゼンジー北京をベースに、阪神の金本監督の口調をちょっとしたスパイスとして加えた感じの日本語にしました。

カナダ人のスティーブによる彼の言いたかったことを想像した上で正しい英文にすると以下の様な形になります。

Today, I’m very lucky. Congratulations to me! Yay! I only know so much English, but no problem.
今日はとても運が良かったです。自分におめでとうといいたい。英語はたくさん知らないけど、問題ありません。

Congratulationsは「おめでとう」の意味で結婚、優勝、試験の合格などさまざまな場面で使えます。

Congratulationsと最後の「S」を忘れているケースが日本国内では散見できますが、基本的には絶対にSがつきます。

プロビリヤード選手の大井直幸さん

数々のタイトル歴を持つプロビリヤード選手の大井直幸さんによる試合後のユニークなインタビューが海外で話題になっています。

イギリス人のダン、カナダ人のスティーブになぜこれが人気になっているのか聞いてみました。

ダンは大井さんは英語をある程度わかった上で演じていると判断していましたが、スティーブはたぶん英語を理解せずに勢いで単語を並べていると思うといっていたので見解がわかれていました。

ダンはこのインタビューをしている人はイギリス英語ばりばりなので、通訳ぐらいつけたらいいのにといっていますね。

それでも日本人はカメラの前になると黙り込む傾向があるようですが、そうではない点とPPAPにつながる笑いのツボがはまったのでウケているのでは? と言っていました。

この勢いで英語を話す傾向はシカゴ・カブスの川崎宗則選手なども有名で現地で人気者になっています。

サッカーでは本田圭佑選手などが笑いは取りにきていませんが、ブロークンな英語ながら、かなり堂々と話しています。

しかし過去の事例を振り返ってみるとひょうきんなことで知られるゴルフの丸山茂樹選手が海外のインタビューで、カタカナの感覚で「ファックユー」「シット」といって大問題になったこともありました。

他にも日本人と外国語について学ぶべきことがいくつか見受けられます。

日本人は日本語の崩れに不寛容

ツイッターなどで話題になって目に止まったのは日本人は「崩れた日本語、たどたどしい日本語を話す外国人に対して寛容ではない」といった意識の問題です。

英語はさまざまな国で話されているので、それぞれ違います。また第二言語で話す人も多いので崩れている人もたくさんいます。

結果、英語で話しているとバラエティー豊かで、ちょっとわかりにくい英語にも出会うことが多くなりますが、そういうのに慣れているので、いちいち文句が出にくい寛容さがあります。

一方でコンビニなどでたどたどしい日本語を話す外国人店員がいると、すぐにイラッとされる傾向が高いといった話がまとめられています。

日本特有の問題?留学生が一番つらいことは「拙い日本語」を許してくれないこと(togetter)

先日、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドが来日した時に、少年がポルトガル語のメモを読み上げて「将来、一緒にプレーしたいんですがアドバイスをください」とたどたどしく言いました。

会場から笑いが起こったんですが、これに対してクリスティアーノ・ロナウドが「なぜ笑うのか?」と会場に問いかけるシーン(3:50~)がありました。この発言を受けて会場からは拍手が起こります。

減点法の考え

一般的にいわれるのは、日本人は間違えることを極端に嫌い、完璧を求める傾向が強い点です。

この結果、間違えるぐらいなら話さない、話さなければ間違いも起こらない、といった意識が働く点です。

日常の様々な場面で出くわす傾向で、例えばアプリのレビューなどでも、1ヶ所でも不満があれば★1つがついたり、★5→★4に評価を下げる傾向です。

★5が満点だとすると1ヶ所でも不満があれば、減点法の意識で採点していると絶対に★5はつかなくなります。

加点法でいけば、ここが良い、ここが満足といった積み上げをすれば、あるレベルを超えれば★4つ、良い部分が一定数を超えれば★5つといった採点方式になります。

どちらが適切なのかわかりませんが、やや日本人全体の傾向として減点法に寄っている感じはします。

コンビニの例でも日本語を話そうとする努力よりも、完璧な接客ではないという不完全さに目がいってしまうという解釈で、場合によっては完璧でないものはすべてダメと評価することに繋がります。

国際化について議論されるときに、よくこの問題が取り上げられたり、もっと単純に「人の良いところを見よう」といった話としても自己啓発などで取り上げられるトピックです。

完璧を追い求める職人気質みたいな部分が、先進国として水準が高い日本の技術、サービスを支えてきたと考えれば悪い部分ばかりではないと思いますが、時代にあわせて変化する必要があるマインドとして話題になることも多いです。

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