7 Earth-like planets discovered in the same system
7つの地球のような惑星が同一の系の中で発見される
A team of Belgian astronomers and NASA have been studying a unique solar system around the star TRAPPIST-1 which they believe holds seven planets with similar conditions to Earth.
ベルギーの天文学者のチームとNASAは恒星TRAPPIST-1周辺にある固有の太陽系の研究を続けている。TRAPPIST-1は地球の環境に類似した7つの惑星を持っていると彼らは見ている。
TRAPPIST-1 is a much cooler and smaller star than our sun, but these seven planets also have a much closer orbit which gives them the right temperature range for hosting life.
TRAPPIST-1は私達の太陽よりもずっと冷たく小さい恒星だが、7つの惑星はより近い公転軌道を持っているので、生命を維持するのに適切な気温の範囲を与えることができる。
However, their similarities to Earth aren’t clear yet. They are rocky and within 60 percent of the Earth’s size, but further tests will be needed to determine if any of their atmospheres are suitable for life.
しかし、地球との類似性はまだはっきりしていない。それらは岩のようでサイズは地球の60%以下だ。しかし、そこにある大気が生命に適切であるかを判断するにはさらなるテストが必要になる。
NASAの発表
少し前のニュースで、NASAとベルギーのチームが、地球から39光年離れた場所にあるTRAPPIST-1と呼ばれる恒星に、7つの地球に似た惑星がある可能性を発表しています。
TRAPPIST-1は恒星の中でも赤色矮星(せきしょくわいせい)と呼ばれ、温度も低くサイズも小型で私達の太陽と比較しても約1/10、木星と同じぐらいの大きさだそうです。
TRAPPIST-1のエネルギーは小さいですが、7つの惑星との距離が近いために、惑星側ではちょうどいい感じの生命活動ができる状態になっているのでは? と指摘されています。要するにコンパクトな太陽系です。
まだ名前がないそうでアルファベットが振られています。
このうちe、f、gがハビタブルゾーン(habitable zone)とよばれる生命が誕生するのに適していると考えられる領域に入っています。
NASAがイメージ画像や動画などを公開してくれています。まだ想像でしかありませんが、地表に立てば他の惑星が月のように見えることになります。
地表の様子などは完全に想像なので本当のところどうなっているのかはよくわかりません。
ひょっとしたらすでに誰か住んでいたり、コンビニがあったりする可能性も否定できません。
NASAからの公式の動画が発表されていますのでご紹介しておきます。
TRAPPIST-1の元ネタ
TRAPPISTが望遠鏡の名前で、その望遠鏡によって発見された最初の恒星なのでTRAPPIST-1です。
Transiting Planets and Planetesimals Small Telescopeの略でTRAPPIST(トラピスト / トゥラピスト)です。
カタカナで表現されるため、日本語訳があまり出ていませんが「恒星面通過する惑星及び微惑星用の小型望遠鏡」といった意味になるそうです。
同時にTRAPPISTは有名なカトリック系の修道会の名前です。日本語ではトラピスト会または厳律シトー会と呼ばれており、この名前とかけた名称になっています。
トラピスト会はベルギーなどでビールの生産に関わっておりトラピストビールが世界的に有名です。