Suumo to begin LGBT property search
スーモが性的マイノリティ向け不動産物件検索を開始
Leading real-estate information website Suumo announced they will begin a special search engine to find properties that tolerate LGBT tenants.
大手不動産情報サイトのスーモが、性的マイノリティの賃借人を容認する不動産を見つけるための特別なサーチエンジンを開始すると発表した。
Members of the LGBT community often face rejection from landlords or feel they have to hide their lifestyle to find a suitable place to live.
性的マイノリティの人々はしばしば家主からの拒否に直面したり、または住むのに最適な場所を見つけるために自らのライフスタイルを隠さなければいけないと感じている。
Although there are housing services that help LGBT people live freely, this is by far the largest effort in Japan so far to do so.
性的マイノリティが自由に暮らせることを手助けする住宅サービスはあるものの、これは日本においては今までで圧倒的に大規模な取り組みになる。
LGBTが住む困難
さまざまな事業を手がけるリクルートのグループで不動産関連の情報を扱うSUUMOが、性的マイノリティ(LGBT)に特化した不動産・部屋探しサイトを3月からオープン予定です。
最近はLGBTという言葉もよく耳にするようになりましたがレズビアン(L)ゲイ(G)バイセクシャル(B)トランスジェンダー(T)の頭文字からとった性的マイノリティの総称です。
虹色がシンボルで海外、国内でもパレードなどが行われています。
LGBTだとなぜ同居などが困難になるのか? 大家にしたら同性同士、異性同士でも住んでいる限りは一緒では? といった疑問も浮かぶかもしれません。
調べてみるとまさにSUUMOのサイトに課題や現状が書かれていました。後ほどリンクを貼りますが抜粋します。
問題としては、いくら同性同士の夫婦であっても世間的には『お友達』扱いになり、ルームシェアOKな物件に限られてしまうこと。同性同士で物件を探したり、身分証明書を出す段階で、自分達の実情を伝えないといけない問題。
不動産会社は親身になってくれるけど、大家には断られる可能性が高くなるので隠しているケースなどが報告されています。
中年の男性同士が二人で暮らしていると近所にいろいろと不思議がられたり、緊急の時のために近所付き合いもしておくべきだけど詮索されるので疎遠になってしまう状況も報告されています。
大家や住人の側は?
大家の側にアンケートをとってみると『男性同士のカップルに入居してほしくない』と答えた人が3割程度、『女性同士のカップルに入居してほしくない』は2割程度でした。
しかし『男性の友人同士のルームシェア』でも3割程度拒否する姿勢があるので、特に男性同士の同居がうるさくなり嫌がられる傾向があるようです。
また住居人への調査では、集合住宅に住むストレート(異性愛者)の方への質問で『単身のゲイの方が隣に住んでいたら入居しなかった』と答えた人は10%程度でした。
%だけで表示されるアンケート調査は微妙な感じで実態がどれほどかわかりにくいですが、詳しくはこちらの記事にあります。
LGBTの住宅事情。住まい探しの苦労とこれからの課題とは(スーモ・ジャーナル)
まだサイトがオープンしていないのでリンクは貼れませんが、この試みはNHKでも報道されるなど、新たな取り組みとして注目を集めています。