Trademarks by color combination accepted
色の組み合わせによる商標が認められる
For the first time, the Japan Patent Office has accepted two trademarks based on a combination of colors used in shops and products after a new system started in 2015.
2015年に始まった新制度の後の初めてのケースとして、特許庁は店舗や商品などに使われる「色」の組み合わせに基づく2つの商標を認めた。
One is the red, green, and orange stripes of the 7-Eleven signs and the other is the blue, white and black stripes of Tombow erasers.
1つはセブンイレブンジャパンの看板オレンジ、緑、赤のストライプと、もう1つはトンボ鉛筆の消しゴムの青、白、黒の組み合わせだ。
Both companies have been using the same color scheme for over 30 years and have a large market share. Other combinations, such as Ultraman’s red and silver, are under consideration.
両社は30年以上も同じ色を使っており、商品の市場シェアも大きい。他にもウルトラマンの赤+銀の組み合わせなどが審査中だ。
色、音、動きの商標
2015年に改正された商標法では、今までは図形、記号、立体などに限定されていた商標に、音や色彩、動きなどが追加されました。
今回、初めてのケースとしてセブンイレブンの看板と、トンボ鉛筆が販売する消しゴムが認められています。
二社が登録料を払えば、10年間の独占権が認められることになり、他社は使えなくなります。
しかし商標登録は区分が指定された上で登録されるので、他の登録されていないジャンル・区分ならば自由に使えます。
区分は45種あり今回のセブンイレブンは「広告、ショッピングモール、求人情報の提供 他(35種)」トンボ鉛筆の消しゴムは「雑誌・新聞等の印刷物、紙、事務用品 他(16種)」です。
したがってセブンイレブンのカラーリングを使ったパソコンソフト(42種)を作っても問題にはなりません。
色だけで商標を認めるのは判断が難しく慎重になっているようで、二社ともに長年の実績があったからこそ申請が通ったようです。
ウルトラマンが審査中ですが、ウルトラマンにも種類が多いので、どのパターンを申請しているのか気になるところです。
区分表(商標登録専門サイト)
商標登録について
StudyNowもソフトウェアで商標登録を行っています。リリースした時に弁理士に依頼して5万円ぐらいかかった記憶があります。
小さな会社だとこういう申請をしておらず、ちょっと人気が出ると他社に先に商標登録されてしまい、後でサービス名を変更せざるを得ないなど問題になるケースもあります。
また最近も少し問題になっていましたが、PPAPなど人気が出た名前を片っ端から登録して、後から権利を売却するような商標ゴロ(ゴロツキ)のような行為も取り沙汰されています。
StudyNowはさすがに色では登録する予定はありませんが、メインカラーは新日本プロレスのマットの色からインスパイアされてセルリアンブルーにしています。
もしこれから何かはじめられる方で余裕があるならば商標登録しておいて損はないと思いますが、しかし5万円は事業スタート時には特に貴重なお金であることも多く、続くかどうかもわからないことに使うのか判断が難しい部分です。